世界同時株安にも論理がある。その後になにがおきるか。
あれほど、連日、ガソリンの高騰がニュースを賑わかせていたのが、嘘のようである。原油価格が大幅に下落し、さらに、円高になったため、ガソリン価格は、大幅に下がる。しかし、利ざやを稼ぎたいために、値下げ率の下限値で調整することであろう。ガソリン価格のバブルは一端、終わった。はじけたバブルで、誰かが大幅な利益を失う。おなか一杯に、詰め込んだ、実態のない空気は、はじけたのである。そうなれば、需要と供給との関係の上に、大多数の人が考える適正な価格が乗ることになる。実態に即したものとなる。
株安になるのは、現金がほしいからである。本物のダイヤモンドならいいのだが、仮想の上にダイヤモンドを作り上げた。人はそれを本物のダイヤモンドと同じ価値を持つものだと勝手に信じたのである。ほとんど価値がないものを、価値あるものとして、取引したのである。バブルである。日本が経験したバブルは、まだ土地という実態があったのである。不動産取引がメインであった。それは、0にはならない。需要と供給の上にたった、ある適切な取引金額に、いつでも収縮するからである。アメリカのサブプライムローンから発したバブル崩壊は、仮想世界の取引の中まで、突っ込んできた。仮想の洗脳が、消えかけたのである。すべてが疑心暗鬼になる。今までのトレンドや変動率等が、こっぱみじんと砕けたからである。仮想世界で生きてきた人の首は絞まっている。欧米で巨額の収入を得た人の財産は、雲散霧消し、路頭に迷う人が出る可能性がある。自殺する人もでてくるだろう。彼らが信じたものが、一気に崩壊するからである。
日本の株安もどこかで、止まる。そして、反転する。なぜなら、今は、高値で信用取引したものの決算をしなければならないからである。現金が必要だからである。株を売るのは、最後の手段だからである。そうして、どこか、需要と供給にみあったバランスのところで世界経済は落ち着く。そうなれば、今度は、人間の心理として、安全なところに、確実なところに向かう。日本の市場に向かうからである。なぜなら、円が強くなっているのは、それを示唆しているからである。しばらくすると、日本の株式市場は、乱高下しだす。売りと買いが動くからである。資金が苦しいところはうり、資金が強いところはそれを買う。
マスコミや世界のエコノミストは、行き過ぎた自由放任の市場原理主義が、今回のリセッションの原因と分析するはずである。それに踊らされて、財産を失った人は、しばらくは、投機を見送るはずである。やはり、おじいちゃんやおばあちゃんが、言っていた様に、楽して儲かることなど世の中にはないということを実感するはずである。堅実に物を作って売って、それなりの幸せをもつのが一番いいことに、世界の人々が気づくはずである。
普通の人が、世界をぐるりと見渡せば、どうしても、そこに食料危機と地球温暖化の危機が見えてくるはずである。地域紛争や民族紛争は、基本的に宗教が絡んでいる。2000年や3000年の昔から同じことが繰り返されている。普通に考えれば、バイオ技術とエコロジーの技術の需要が見込まれる。太陽光発電、温度差での発電、エネルギーの効率化がどうしても必要になってくる。経済は、需要と供給である。需要があれば、そこに供給できるところの価値があがるのは当然である。冷静に考えれば、日本に資金が流れるのは、当たり前である。もし、そうならないのであれば、今度は、そうならない原因をつくる日本の内的な要因があることになる。それが日本の固有のシステムなら、それは改めないと、日本は再度日が昇るチャンスを自ら逸することになる。
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